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欧州のフットボール文化を体感しよう！
2003.11.19
フィレンツェ市内
　今日は朝からフィレンツェ観光、有名どころにはぷらぷらしてきました。ウフィツィ美術館、サンジョパンニ礼拝堂、サニョーニア広場、ベッキオ宮殿、ベッキオ橋、ミケランジェロ広場、ドゥオモ、美術館とかもそりゃよかったんですけどね、どうもなんのこっちゃ分からない・・。芸術の心ってのはどうも持ち合わせていないらしいです・・。これらの観光名所をふらふらしている間、町でいちゃつくカップルを発見、「おぉぉ、なんかフィレンツェのカップルは絵になるなぁ」なんて思っていたら、
ゆずみ「あっ！ああぁぁ・・」
やす「なに？？・・あっ！嗚呼ぁぁ・・」
フェレンツェの町で絵になるカップルを横目に、しがない日本人の女は犬のうんこを踏んずけていた・・。
ゆずみ「なんでフィレンツェにうんこなんておっこっているのよ！」
つったってねぇ。でもね、フィレンツェはそりゃ町並みも綺麗なんですけどね、意外と犬のうんこは落ちていました。いちゃつくイタリアカップルを横目に犬のうんこをつけた日本人の女は歩く・・。痛てえ痛てえ・・。

　そんな中でも、フィレンツェのドゥオモはすばらしかった。「冷静と情熱の間」で竹ノ内豊とケリーチャンが再会する印象的なシーンの舞台。「あぁあのシーンで使われていたアソコだね」って感動もさることながら、世界遺産に登録されているだけのホントすばらしい建築物でしたよ。入場料を払えば上にも上れるってんで自由時間に登る気満々、ドォウモに登るには大人の足でも４０分くらいかかるそうです。世界遺産にちょっと犬のうんこを運んでしまうようで申し訳ない気がしてしまいましたが・・。
　自由時間に「さぁドォウモに登ろう！」ってのが普通の観光なんだろうけど僕らは違う。「さぁコムナーレスタジアムへ行こうっ！」かつて名門だったフィオレンティーナのホームスタジアムへ。添乗員さんにいろいろ教えてもらって、さらにイタリア語で「どうぞ中をちょっとでいいから見せてください」ってメモ書きをしてもらって準備万端で向かいました。ドォウモの近くから１７番トラムに乗って２０分くらいかな？だんだん郊外の景色に変わりこじんまりとしたコムナーレスタジアムが見えてきた。思っていたよりず〜っと小さかったです。でもこの小さなスタジアムのすぐそばにはサブグラウンドなのでしょう、もうひとつグラウンドらしきものが見える。はたしてこれはフィオレンティーナのホームスタジアムなのか？こりゃやっぱり現地の方に聞いてみるしかない。そんな中、ちょうどトボトボ歩くイタリアおじいを発見！声をかけてみた。
やす「えくすきゅーすみ〜」
イタリアおじい「？」
やす「This is コムナ〜レ・スタジオ？」
イタリアおじい「イエス・・」
やす「ふぃおれんてぃ〜なホームスタジオ？」
イタリアおじい「イエス・・」
やす「ぐらっつぇ〜！」
やっぱり！よかったよかった。さぁ行こうと思ったらまだなにやらおじいが。
イタリアおじい「This ゲート　％％＄＆＃＃フンフン（ボディービルダーのポーズ）バシャバシャ（泳ぐジェスチャー）」
なんでもコムナーレスタジアムのバックスタンド側の地下にはトレーニングジムとプールがあるみたいです。おじいの言っていることはまったく分からなかったけど、言いたいことは大変よく伝わってきました。

　コムナーレスタジアムのメインスタンド側にまわると入り口が開いている。こりゃしめた。添乗員さんからいただいたメモを係員に見せていつもの、
やす「プリーズぷり〜ずＬＯＯＫルックピッチ」
係員「ＯＫ！５ミニッツ」
やす「まじっすか！さんきゅ〜ぐらっつぇ〜！」
やったぁ！今回は地方都市だけあって、しがない日本人観光客にスタジアム内を見せてくれました。しかもピッチまで降りるゲートまでも開いている。こりゃラッキーです。おもいっきりピッチに降りて駆け巡ってきました。あぁここでセリエＡが行われていたのか。きっと僕が踏んでいるこの芝は、バティが何度も踏んずけていたに違いない。もうホント感激しましたよ。なんでも言ってみるもんですね。５分って約束も忘れ、コムナーレスタジアムを駆け巡り写真もそりゃ撮りまくりました。ここでは全部公開って訳にはいきませんが数枚を公開。いいっしょ！ピッチに立てるなんてホントうれしかった。大感激のまま係員さんに丁重にお礼を言って再びフィレンツェの中心街へ。これからピサに向かう。

　中心街に戻るとピサに向かうバスの時間まで１時間ってところだった。気合いを入れればドォウモのは昇れるはず・・でも疲れちゃったからやめちゃった・・。せっかくフィレンツェまで行ってドォウモに登らずセリエＡでもない、しかも試合もやっていない地方のスタジアムを見学に行ってしまった。でもピッチにも立てたしまったく後悔なし。

　フィレンツェからピサまではバスに乗って１時間とちょっとってところ。まだ日が暮れる前にピサに着いた。ピサつったらもちろん斜塔を見に行ったわけです。添乗員さんがホントしきりに手荷物の確認に念を押していました。なんでもここは観光客がとにかく集まるのでスリにジプシーにとホント多いらしいのです。僕らも貴重品をしっかりと腹に巻きつけて斜塔に向かいました。ピサの斜塔、これがホントまじで傾いている。っていうかこれよく倒れないねって感じでした。なんでも今は見えないようにワイヤーで支えて倒れないようにしているんだってさ。それでもますます傾いてしまう可能性があるらしく登れるのは予約を入れている人だけなんだって。ふと見ると隣でゆずみがジャリの路上に靴をこすり付けていた・・。ああ・・少しでも落とさないとね。。世界遺産にごめんなさいって感じでした。ピサで１時間半くらいかな、すっかり日も暮れて再びフィレンツェの中心街へ。

　明日はベネツィアに向かいます。ベネツィアでも当然、スタジアム見学を行いますよ！どうぞ続きも読んでね。
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