欧州のフットボール文化を体感しよう！
2003.11.20,21
ベネチア市内
２０日、朝からフィレンツェを発って昼過ぎにはベネツィアに着いた。
このベネツィアに向かうバスの中、添乗員さんからちょっとしたおもしろハプニングが告げられました。２３日、ミラノに滞在する僕らのホテルの近くで第２次世界大戦の不発弾が見つかったって言うんです。だから２３日はホテルを８時に追い出されることになるとのこと。旅にハプニングはつきものだけど、何も初の海外旅行に不発弾に当たらなくってもね・・。
さて話は戻って水の都ベネツィア、イタリアの代表的観光都市で町の何％だったか？かなりの人が観光関係で生活している。物価はイタリアの中でも高い方で、搬送に船を使わなくてはならないってのが大きな理由らしい。バスでベネツィアの駅の近くに下りて、そこから水上バスでホテルへと向かった。ベネツィアの移動はローマやフィレンツェと違ってトラムやタクシーはなくって主に水上バスとなる。片道で３ユーロとトラムに比べると高い。
僕らの泊まったホテルからベネツィアの一番有名どころの観光名所、サンマルコ広場までは水上バスに乗って３０分くらいってところにある。サンマルコ寺院、ドゥカーレ宮と観光名所を見てからベネツィアグラスの工場を見に行ってきた。ベネツィアつったらガラス工芸が有名だってんで、ワイングラスのひとつも買っていこうと思ったんだけどやっぱけっこうするんですよね・・。かなりためらいこの日は買うことができませんでした。この日はイタリアのフットボール文化に触れるような事は全然なくホントただの観光客に徹してきました。サンマルコ広場には上野公園も真っ青なほどの鳩が飛びまくっていた。観光客がまた餌をあげるもんだから鳩の群れが集まる集まる。人にもめちゃめちゃ錬れていて餌付け状態。おばちゃんの頭にとまってみたり、ちびっ子の肩にのってみたりと微笑ましい光景が広がっていました。
明けて２１日、この日は午前中が自由行動だってんでね、相変わらずアウトロー観光をしてきました。同じツアーに参加していたみなさんはベネツィアグラスを買いに行くだの、ブランドの店に行くだの言っている中、僕らは関係なし。試合もないのにベネツィアのホームスタジアム、サン・ルイジ・ペンツォに向かった。ホテルから１番水上バスに乗ってベネツィアの町のいっちゃん東のはずれエレナ島に向かう。１番水上バスはいわゆる各駅停車でエレナ島までは４０分くらいかかりました。サンマルコを通り過ぎて１５分くらいサンタ・エレナって駅で降りると広い公園が広がっている。観光名所もいいけど地元の人が犬を散歩させるような静かな公園だった。ここから５分も歩けばスタジアムのはず。サンタ・エレナ付近の公園でまさにフットボールを楽しむ父子を見かけた。思わずニヤリ、彼が世界的プレーヤーになったらどうしよう。
公園を抜けると小さなレンガの壁に囲まれたスタジアムが見えてきた。現在はセリエＢ、かつてセリエＡにいたときには名波選手も所属したクラブのホームスタジアム。ホント小さなスタジアムでした。スタジアムの入り口をのぞいてみると、壁の修復工事をしている職人さんがいた。フィレンツェで使った「中を見せて！」って書いたメモを見せてプリーズを連呼するも今回は、
イタリア職人「ＮＯ・・」
だった・・。ちぇ・・。やっぱりフィレンツェはついていたみたいです。名残惜しくスタジアムの壁つたいにふらふらしていると「ＮＡＮＡＭＩ」と書いた落書きを見つけた。「ああ名波はここでプレーしていたんだなぁ」この日本から果てしなく遠い地で日本の選手がプレーしていた痕跡を発見しました。
帰りはスタジアムからサンマルコ広場まで歩いてみることにした。距離的には２０分くらいで行けるはず。スタジアムからサンマルコ広場までの道はベネツィアの観光中心地に比べると開けていてゆったりとした水の都が楽しめる。今日は１５時にはミラノに向かう。ベネツィアではいまだ何にも買い物もしてない。昨日ためらい買わなかったベネツィアグラスはどうしよう？そんな中、うかっり見つけてしまったのがベネツィアグラスでできたセリエＡ選手の置物、ひとつ４５ユーロ、けっこう高い。
やす「えくすきゅ〜すみ〜！I want びえり＆シェふちぇんこ！でぃすかうんとプリーズ！！」
店員「・・キャッシュ？」
やす「いえす！いえ〜す！！」
店員「８５ユーロ」
やす「う〜ん、もうちょっと！！８０！８０！！I love VIERI」（意味不明）
店員「・・ＯＫ！」
ってＯＫかよ！１０ユーロ値切ることができました。こっちはいつもニコニコ現金払いが値切るコツみたいですよ。
買い物もサッカー色が濃厚に出てしまいましたが大満足に終了。いよいよミラノへ。もうこっからは観光客というよりサッカー観戦小僧一色となる。置物も買っちゃったしねヴィエリが得点してくれるといいんだけど。明日からはいよいよセリエＡモードに！ミラノ編につづく。 |
